ジャン・プルーヴェが1950年にデザインしたキャビネット「バウ」です。
2000年代にVitra社が復刻していたアイボリーカラーのモデル（2007年製）になります。

プルーヴェがデザインしたキャビネットには様々なバリエーションが確認されていますが、こちらは1951年に製作された“Diamond Point”と呼ばれるエンボスのついたアルミ製ドアのモデルを構造からサイズに至るまで忠実に再現しており、オーク材のハンドルもプルーヴェならではのディテールです。本体部分もすべてアイボリーカラーに塗装されたアルミニウム製で、内部には可動式の棚板が2枚付属します。ベース部のみスチール製でしっかりとした強度が確保されています。

このVitra社製の「バウ」はオランダのデニムブランド・G-Star RAWとのコラボレーション『Prouvé RAW』で、2011年と15年に違うカラー・サイズのモデルが発売されましたが、このダイヤモンポイントドアのアイボリーカラーのモデルは、2002年に復刻された「Prouvé Collection」で僅か数年間のみしか生産されておらず、当時の国内での販売実績は数台のみと今では入手困難なモデルとなっています。

全体的に大変綺麗なコンディションを保っており、目立たない小キズやスレ、小さな打痕が見られる部分がありますが美観を損なうものではございません。構造上、スライドドアの下辺が僅かに底板に擦れますが開閉はスムーズで、実用的にお使いいただけます。

Designed by Jean Prouve
Made in EEC